day by day postscript
日々のあとがき


2002.11.29
鎌倉芸術館で、忌野清志郎一人ライブを見て来ました。
全くの一人での弾き語りを想像していたけど、アンコールの数曲を除いて、
終始、パーカッションとの二人による演奏だった。
『 OH! BABY 』は名曲だ。
アンコールのウクレレ弾き語りによる『夜の散歩をしないかね』も良かった。
鎌倉からの帰り道は、少し遠回りして夜の湘南の海をドライブした。

最初にRCサクセションに感動した時の事を覚えている。
その日、高校の授業が終わって、
近くの楽器屋の中にあるスタジオで、バンドの練習をしていた。
途中、休憩をとり、ぼんやり店内の階段に座っている時、
店内放送で流れていたのが『トランジスタ・ラジオ』だった。
RCの存在も、その歌も知っていたにも関わらず、
その時初めてその歌が心に響いたのを覚えている。
こんな歌があるんだ… これこそ歌だな… と衝撃を受けたのでした。

2002.11.27
須田祐一郎氏から
『ロック画報の今月号、破廉ケンチとキヨシローが語るRC、
70年代の未発表ライブCD付きですよ!』と一報が入る。
破廉ケンチ・・・70'sな響きだな。と思いながら、さっそくHMVへ出かけた。
お目当てのロック画報は前号しか置いておらず、ちょっとがっかりしましたが、
店内を廻るとジョージ・ハリソンの新作『ブレイン・ウォッシュ』が並んでいた。
亡くなる前にアルバム用のレコーディングを終えているとの噂を聞いていたが、
一周忌を控え、ようやく、そして突然僕の前に現われたような気がした。
中古レコード屋ばかりに足を運び、新譜の情報に疎くなっていたためだろうか。
さっそく購入した遺作は随所にジョージ節が光る佳作だと思った。

2002.10.27
当団地の秋の草刈りに参加しました。
今日は御婦人たちに混じっての社会参加です。
草むらで作業中、一人の御婦人が悲鳴を上げた。
どうやら枯れ葉に混ざっていたカマキリが、彼女を驚かせたようだ。
そのカマキリは茶色だったようで、
『秋になると、カマキリも枯葉色になるのかしら?』
『そうなのかしらね?』
という会話が聞こえてきた。
…いや、そうではありません。種類が違うんです。
カマキリには緑色の種類もあれば、茶色の種類もあるんです。
ちなみに、赤とんぼの場合はもともとは違う色だったとんぼが、
秋になると赤くなるんですよ…
と助言したかったけど、思いとどまりました。

2002.10.25
横浜市営地下鉄に乗り、交通違反者講習を受けるために六角橋まで行って来ました。
僕は緑色の腕章を付け、黄色い旗を持ち、横断する歩行者を誘導する、
という社会参加と呼ばれる罰を受けました。
帰りは白楽駅から東横線に乗った。
白楽駅は大学時代の5年間、通学に利用した駅です。
久しぶりの探訪に懐かしさを憶えるかと思ったけど、
これと言って特別な感慨はありせんでした。
大学時代への愛着の無さを感じます。
子供時代に過ごした場所への愛着と比べると少し不思議な気もするのですが、
考えてみると、子供時代への愛着は、引っ越しによって、
突然自分のいた環境を奪い取られた強い喪失感からきているのかもしれない。
その一方で、大学の頃は、特に最後の年は、
卒業研究の製図からどんなに逃げたくても逃げ出すわけにはいかず、
引っ越しもなく、毎日毎日頭を悩ませ、
なんとか無事に卒業できた時には、やっと解放された安堵感でいっぱいでした。
卒業後もしばらくは、製図を書く悪夢に何度もうなされたものでした。

2002.10.13
ムーチーズの奏でる豊潤な音楽にどっぷりの夜でした。
場所は自由が丘 マルディグラ。
ソフトロック部門もニューオーリンズ部門もアトランティック部門も
サイモン先生部門もアニキ部門も良かった。
フライデー部門の『ハローウォーリー』ムーチーズバージョンも最高にクールでした。
曲後半の狂気な昂まり、刺さりました。
サードステージではムーチーズの伴奏で1曲歌わせていただいた。
ありがとうムーチーズ!

2002.9.29
ローリングストーンズ結成40周年を記念したアルバムが発売され、
それに伴いラジオでは朝からストーンズ特集を放送していた。
20歳前後の頃の僕はかなりのストーンズフリークでした。
当時、ほかの音楽を聴く時には、どの位ストーンズ的か否かが合格基準だった程、
極端な聴き方をしていた。
一方で、ストーンズの源流を辿ることで、
たくさんの音楽を知ることができたのも事実だと思う。
久しぶりにじっくり聴いたストーンズは、
他では耳にしないとても異様な音楽に聴こえた。
『ジャンピング・ジャック・フラッシュ』も『スタート・ミー・アップ』も、
かなり歪で存在感があってかっこいい。
どの楽器のフレーズもそれぞれになんだか妙なんだけど、
特に変なのは、ビル・ワイマンの弾くベースだと認識しました。
ビル・ワイマンがストーンズを去って随分経ち、どこで何をしているのやら。
乞う復活!ビル・ワイマン

2002.9.27
チョコレートパフェを見に、新宿JAMへ行きました。
ファンの皆さんと共に関西方面へ向かうバスツアーの初日とのこと。
『鳩ロックツアーのしおり』を拝見すると、とても楽しそうで、
いい企画だなあ。と思いました。
その後、四谷の天窓で、ガッツの叩くパーカッションを見ました。
壺を叩く姿さえもかっこいい。さすがガッツ。
帰りに、フォルクスに寄ってサラダバーを食べました。

2002.9.25
ジャンゴを見に、吉祥寺マンダラ2へ行きました。
今回から新たにジャンゴファミリーに塚ちゃんが加わった。
いやぁ〜。塚ちゃんのギターはいいね〜。
ライブ終了後、お店の前でくつろいでいると、見知らぬ方が塚ちゃんに近寄り、
「いいギターですね。また聴きに来ます。」と話しかけていた。
特に『踏切の街』のギターが良かった。と言っていた。
僕も同意見です。

2002.9.24
福岡の伝説のロッカー山善を見に、渋谷 ON AIR NEST へ行きました。
福岡と言えば太宰府天満宮。
太宰府天満宮と言えば梅枝餅。(『うめがえもち』と読む)
あれはうまかった。



ken emura