day by day postscript
日々のあとがき


2005.2.21.Mon
ミュージック・ムービー同好会で今回鑑賞した作品は『RAY』。
監督は、あの愛すべきロックンロール親爺チャック・ベリーを題材に描いた
『へイル・へイル・ロックンロール』のテイラー・ハックフォード監督。
今回も映画を見終わる頃には、僕らはすっかり主人公レイ・チャールズの虜になっていた。
旅立てジャック!

2005.2.13.Sun
中古盤、輸入盤を安価で販売するお店として、今では各地にたくさんの支店を持つレコファン。
そのはじまりは下北沢店らしい。(『下北沢ディスクショップガイド2004』参照)
僕も長年、足繁く通っている。
特にディランのレコードの多くはそこで購入した。
そのレコファン下北沢店で、
先頃ニューミニアルバム『004』を発売した旭荘201がインストアライブを行なうというので行って来た。
正確には店頭での演奏なのでアウトストアライブ。
下北沢の町、往来の程よいざわめき、日曜日の午後という独特ののどかさ、
それらと旭荘の演奏がとても心地よく調和していた。
クラゴンの歌を聞いていると、さりげない平凡な日々が、とても美しく愛しいものに思える。
『004』発売おめでとうございます。

2005.2.3.Thu
ミタタケの演奏を見に池尻大橋チャドへと急いだ。
遅れ気味に到着し、階段を上り、店の扉に手を掛けると扉のガラス越しに演奏中の佐野氏と目が合った。
なにやら含みのある表情に導かれ、扉を開けて入場すると
『駐車禁止の場所で〜』と歌い始めるではないか。
ちょうど僕の歌「ドライブ」を歌うところだった。

2005.1.31.Mon
卒業した小学校の横を車で通った。
僕が卒業して間もなく新しい校舎が増設されたが、その後の長い年月、特別変わった様子はない。
当時、その新校舎の出現に、前年度卒業六年四組の僕ら男子一同は一様に残念がったものだ。
それは新しい校舎で学ぶ恩恵に預かれなかった事を残念がったのではない。
そこが六年四組男子の聖地と呼ぶに相応しい壁野球球場が存在した場所だったからだ。
校舎の端から体育用具倉庫の間にあった十メートルにも満たない空間。
そこで繰り広げられた野球に似た遊戯が壁野球。
バッターは校舎の壁の膝の高さにある出っ張りめがけてボールを投げつける。
最適な角度、スピード、ポイントといった条件がそろうと、
跳ね返ったボールは見事に反対側の体育用具倉庫の屋根へと飛んで行く。
これがすなわちホームラン。
そんな具合に概ね野球のルールに乗っ取って試合は進行する。
六年四組男子の休み時間の思い出はこの壁野球に集約されている。
当時のホームランキングは誰だったかなぁ。
ガミさん、英一、えび・・・今となっては思い出せない。
けど、いつもはボテボテのゴロや小フライばかりの誰かが突如放ったホームランに
随分と盛り上がって楽しかった・・・
なんて記憶はとても鮮明だ。

2005.1.9.Sun
ラジオでレッドツェッペリン特集を放送していた。
今日は元レッド・ツェッペリンのギタリスト、ジミー・ペイジの61歳の誕生日らしい。
ジミー・ペイジは僕がティーンエイジャーだった頃のアイドル。
兄の影響のもと、既に発売されていたアルバムを繰り返し繰り返し聴く日々。
そんな折に、三年半振りのニューアルバム発売というニュースが舞い込んできた。
初体験となるツェッペリンの新譜に兄と二人、大変な盛り上がりようだった。
発売日当日さっそく購入。
感慨深い気持ちで手にしたジャケットは、何故かスーパーマーケットの紙袋のような袋に入っていて、
帯に『水につけると変化…!?輸入特殊内袋!!』と書かれている。
ハイテンションの僕等は迷わずその紙袋を水に浸した。
そして何かが起きるのを、じっと固唾を飲んで待っていた。
しかし、待てども待てども、何も起こらない。
おかしいなぁと、ずいぶん長い時間、首を傾げていたと思う。
過度な興奮もすっかり醒めた頃、
ふと帯の文句を読み返すと、特殊“内”袋と書いてあるではないか。
さっきからじっと眺めていたのは“外”袋・・・。
気を取り直し、内袋に水をつけたが、白黒の絵に色が付くだけの事だった。
レッド・ツェッペリンというと、そんな「イン・スルー・ジ・アウト・ドア」事件を思い出す。

2004.12.24.Fri
クリスマスイブの夜に、渋谷で、ビスタコのストリートライブを見た。
慌ただしい師走の寒い夜にもかかわらず、たくさんの見知らぬ人達が彼等の演奏に足を止め、
温かく熱い拍手を送る光景は、クリスマスにとても相応しく思えた。
ビスタコの演奏が終わった頃、
バイクにまたがったサンタクロース軍団が次から次へとやって来た。
沿道の人々に手を振り、人々も笑顔で手を振り返す。
爆音ライブと奇跡の集団の到来に、誰もが心弾ませたに違いない。
Love & Peace! これこそ日本のクリスマスだ。
素晴らしいクリスマスプレゼントをありがとうビスタコ、ありがとうサンタ軍団。
Merry Christmas!

2004.12.15.Wed
ミタタケと出会って、もぅすぐ1年になる。
去年の12月30日、荻窪 ベルベットサンの忘年会ライブで、初めてミタタケの演奏を聴いた。
その時から、彼等の印象は変わってないけど、彼等に対する興味は増々深まるばかりだ。

今夜は、ミタタケ見田氏のお招きで、東大和市 空 coo というお店に、
ギター 塚田直と共に、出演させて頂いた。
僕らの演奏の前に、ミタタケ秘蔵ナンバーを披露して頂いたり、
僕の歌にも、見田氏、佐野氏に参加して頂いたり、
ミタタケの恩師とお会いする事が出来、ミタタケ発掘当時の逸話を聞かせて頂いたり、
終始、寛いだ気持ちで過ごし、思い出深い1日となりました。

共に幸福なひとときを過ごして下さった皆様、
どうも有り難うございました。

2004.11.25.Thu
小春日和の一日。
昼間、紋黄蝶が飛んでいるのを見かけた。
僕は軽い頭痛を感じた。
子供の頃は、春になると毎日のように頭痛に悩まされたものだ。
それはおそらく激しい好き嫌いによる栄養不足が原因だったと思う。
好き嫌いがなくなった今でも、春めいた空気を感じると、痛みを思い出してしまう事がある。
僕の身体が勘違いしたように、紋黄蝶も春だと勘違いしてしまったのかな。
無事に、夜の冷え込みをやり過ごせるといいのだが。



ken emura