day by day postscript
日々のあとがき


2004.9.14.Tue
さいたま副都心にあるジョン・レノン・ミュージアムへ行ってきた。
簡素で、静かで、心地良いような、悪ふざけをしたくなるような、
そんな博物館然とした佇まいだ。
実物で見るジョンの皮ジャンも、サージェント・ペッパーズ時の衣装なども、不思議と小さく見える。
白いピアノの部屋のサイドテーブルには、実際にあった状態そのままに小物がレイアウトされていた。
その中のミッキーマウスの腕時計には、目が釘づけになってしまった。
それは、もうずっと何年も忘れていた事だけど、
僕が子供の頃に初めて買ってもらった腕時計と同じ絵柄だった。
思いがけない再会にドキッとした。
次のディスプレイへと移った後も、気になって、再度眺めに戻ってしまった。

2004.8.13.Fri
高円寺 楽や にて『山倉健のワイルドキャッツ』のワンマン初リサイタル。
メンバーは山さき輝明(チョコレートパフェ)、倉谷和宏(旭荘201)と僕の三人。
飛び入り参加してくれた磯野カツヲ氏、佐野岳彦氏、萩原拓氏、
ゲストコメンテイターとして活躍してくれた須田祐一郎氏、
見に来て下さった皆様のお陰でとても楽しく演奏させて頂いた。どうもありがとうございました。

ライブ終了後もしばらくお店でくつろいでいると、
ライブの途中からカウンターでお酒を飲んでいたお客さんが、
実は萩原拓氏と同姓同名である事が判明して、一同ビックリでした。
いっそ「実はわたくし山倉健と申します」なんて事だったらそれも面白かったかなぁ…
なんて話にもなった。
そういえばカウンターにはもう一人、見知らぬお客さんがいたなぁ。もしやあなた…

2004.8.12.Thu
新百合が丘を散策中に、バーゲンブックの特設売り場に出くわした。
出版社の在庫処分品を格安で放出する、本のアウトレットだ。
レコードでいえばカット盤かな。
本の下部に『』とスタンプされてしまっているけど、れっきとした新品です。
ローリング・ストーンズ30年史コンプリート・コレクション「ノット・フェイド・アウェイ」、
横尾忠則「スピリチュアル・ポップ・1994 with Love ドキュメント」、
円谷プロダクション監修 改訂増補版「全ウルトラマン特撮研究」の三冊を購入。
どれも写真が豊富で見所満載だ。

2004.8.11.Wed
数日前から、我が団地の塀の上にニンニクが置いてある。
ここ連日、昼間のテレビでドラキュラ映画が放送されていた。
映画を見てしまったチビッコの必死の策か? 心中お察し申し上げます。

2004.7.20.Tue
オーストラリアのレイヴン・レコードというレーベルから
1999年に出されたリヴォン・ヘルムのベスト盤CDを発見して購入した。
収録されているのは、リヴォンのソロアルバム、RCOオールスターズ名義の音源に加え、
リンゴ・スター・オールスターズでの演奏や、ニッティ・グリッティ・ダート・バンドとの演奏、
ロビー抜きで再活動したザ・バンドの音源、等々。
「ラスト・ワルツ」以降のリヴォンの足跡をほぼ完全網羅した内容だ。
中でもアルバム「ジェリコ」に収録されていたブルース・スプリングスティーン「アトランティック・シティ」のカバーナンバーが印象に残った。
付属ブックレットも写真が豊富で楽しい。
ザ・バンドと名乗る前のリヴォン・アンド・ザ・ホークス時代のあどけない姿が素敵だ。

2004.7.15.Thu
新宿へ行き、MDデッキを購入した。
これで、今までMDからMDへのダビングをする際に要した、
MDから一度DATへダビングした音を再びMDへ、というまどろっこしい作業から解放される事になった。
特にその度に行うアンプの裏側の配線入れ換え作業はツラかった。
初めて自分で買い揃えたステレオも、まずカセットデッキが壊れたので買い換え、
やがてアンプも故障で買い換え、
CDプレーヤー、DAT、そしてこの度MDデッキが加わり、ずいぶん様変わりした。
みんな偉いが、中でも未だ故障なく回り続けるレコードプレーヤーは特に偉い。

2004.7.14.Wed
妻と須田祐一郎氏と三人で箱根ユネッサンへ遊びに行った。
泳いだり、滑り台を滑り降りたり、湯につかったり、バイキングで満腹になったり…。
館内には、畳が敷かれ、自由に横になれる休憩所が設けられていて、何度となくそこで昼寝をした。
寝ていた時間の方が長かったかもしれない。
閉館までゆっくりと過ごし、帰る頃には陽はどっぷりと暮れていた。
道中の音楽はDJ祐一郎セレクション。
真っ暗な箱根の山道に鳴り響く友川かずきのライブは圧巻でした。

東京に戻り、誠屋へ。ユネッサンを教えてくれたスタッフの皆さんに御報告。
そして、ベルベットサンへ。個人練習中の清田氏にも御報告。
新しくメニューに加わった思い出の味ルート・ビア−(2001.10.12. 参照)をごちそうになった。
うまい! ごちそうさまでした。



ken emura